THERMOZONE(サーモゾーン)
エアーインピンジメント(垂直衝突流式)システム
乾燥・焼成・膨化・冷却
【システムのエアーフロー】
①燃焼室にて加熱されたエアーが②強制ファンにより③エアー圧力室へ導かれます。圧力室より④ジェットチューブを通し均等な高速のエアーが、⑤コンベヤー上(下)垂直に噴射され、製品上でエアーベットを形成します。このエアーの流れにより均ーな連続処理を可能にします。続いて、エアーはコンベヤーよりチューブ間を通り上昇し再加熱のため、①燃焼室へと戻ります。
ジェットチューブによるインピンジメント効果
製品通過ゾーンの上下に配列された長いチューブのノズル先端からの高速エアーが製品の上下面に垂直に衝突し、 製品表層にある水分を多く含む境界層を破壊するため、伝熱抵抗を最小限、即ち、熱伝達係数を著しく増加させ、処理時間を大幅に短縮。 蒸発水分を多く含む空気は、水分除去と再加熱のため循環されます。 ジェットチューブからの吐出エアーは、圧力室内で制御され、均等に配分されて、どこの通過ゾーンにおいても均一な処理が可能です。
特徴
- 片面及び両面乾燥・加熱処理が可能です。
- ジェットチューブ方式により、製品全幅に対して精度の高い均一な表面処理ができ品質が向上します。
- 熱風速度が速く、製品に対する熱伝達係数が大きくなります。処理時間が大幅に短縮します。
- 乾燥機の温度、風速が自由に調整でき、最適な運転条件が設定できます。
- シンプルな構造で保守、点検が容易です。
- ドライヤーの占有面積がより少なくなります。