株式会社荒川製作所

ノンフライ麺

上/下衝突流ドライヤー/ノンフライ麺の乾燥

【ラーメンの熱風乾燥 (膨化麺)】
独自の高速衝突流により、麺を短時間で乾燥させる装置です。 乾燥装置は、各ゾーン単位で熱源と送風機を備え、生産能力に応じた必要長さに連結されたドライヤーとして構成されています。 麺は連続したコンベヤー上(バスケットに入った数列の麺)の上下に 配列されたジェットチューブから45~70m/秒の高速熱風を連続的に麺に衝突させます。 麺線内の水分は、急激な熱伝達により 短時間で蒸発し、麺の組織を膨張させます。 ドライヤーは、必要な温度、風速を各ゾーン毎に任意に設定、調整する事ができます。 処理された麺は、麺線の組織が膨化し調理時間が短く3分から4分で食べられるノンフライの即席麺に仕上げます。

  • 通常のフライ麺に比べ、油を使用しないので、酸化による劣化が少なく保存期間も長くなる。
  • 低カロリーで生麺に近い食感が得られる。
  • 澱粉質はアルファ化が固定され、湯戻しの時に麺線表面の溶出も少ない。



上/下衝突流ドライヤー/ノンフライ麺の乾燥
麺の種類成形後スチーミングした麺(ラーメン)
麺のサイズ/重量85〜120x40〜60深/80〜90g/ケ
麺処理前水分35〜40%
麺処理後水分5〜12%(製品により異なるが、通常最終品は5%)
乾燥温度90〜150°C
熱風速度45〜70m/sec
処理時間2.5〜3分
熱源蒸気ヒーター