シュレッディングロール
シュレッディングロールはコーン、ウィート、ブラン、ライス等の穀物主原料を一対のロールセット(溝付ロールと平滑ロール)を通し網目状あるいは糸状の連続したシート状に加工します。
複数のロールセットを配列することで、希望する複層の成型シートをえることができます。
装置は、以下の機器で構成されます。
原料供給コンベヤー
クッカー又は、エクストゥルーダーからの穀物原料をロールセットに供給分配するための供給用スクリューコンベヤーです。
ディスチャージチューブ
透明なアクリル樹脂を使用した、ロールへのコンスタントフィードを行います。チューブには、原料のコンスタントフィードのための上、下限レベル計を取り付けます。
シュレッディングロールセット(3~10連)
ロールは、溝加工の施されたグルーブロールと平滑なスムースロールからなり、シートを押し出すために油圧シリンダーでニップ圧が与えられます。
ロールの材質は、4150を使用し充分な深さまで焼き入れ加工されています。またロール表面の加熱防止のため独自の冷却方式により冷却効果を高めます。このロールは、ローラーベアリングで支持され駆動モーターと共に架台に取り付けられます。
ロール駆動ユニット
2台のロールセットは、サイクロ減速機により各々独立駆動されます。
各ロールのスピードは、単独にコントロールすることができます。
制御ユニット
全てのロールユニットを自動でコントロールするためコンピューター制御できます。制御は、各ロールの運転条件を記憶し常に所定の条件下(フィード量、ロール回転数)にて運転制御されるためのものです。また、各ロールのマニュアル制御も可能です。